It's Sweet




「…甘いんだよ、お前」
「何それ、ジャッカルってば〜vv口説き文句???」


ボソッとベッドの上で不満を漏らしたけど、ブン太はむしろ嬉しそうに、自分の身体にべたべたと纏わりついてきた。

「ちげーよ!」
無理矢理そんな恋人を引き剥がして、ジャッカルは溜息をついた。


「お前、口ん中が甘すぎるの!!」
「…歯ァ磨いてるけど」
「お前磨いたってすぐ何か口に入れるだろ!意味ねえっての!」


事実彼とのキスは甘ったるくてあらゆる意味で凄まじいものがある。
いつもキスしてる自分じゃないとこんなこと判らないだろうけど。



「…ジャッカルは甘いの嫌?」
「…別にそーじゃねえけど」


まぁ彼に甘いものを断てという方が無理なのだけど。
この甘いものを酷く好む恋人は、キスをしても身体を繋いでも甘くて甘くて、どうしようもなくなるから嫌なのだ。
甘いのは本当に甘味類のせいなのか、それすらももう判らない。



「…ジャッカル、何赤くなってんの?」
「…るせー!てめえが甘いからだろ!」
「…」


俺ってそんなに甘い?とブン太は恋人の耳元で囁いた。
心なしか嬉しそうだ。


「…明日からもっとお菓子増やそうかなぁ♪」
そしてさらっと恐ろしいことを言った。

「おまっ…!いい加減にしないとマジで糖尿になるぞ!」
恋人の肩をガシッ!と掴んで言うとブン太はけらけらと笑った。


「心配してくれてるの?」
「…」
「あー、俺って幸せだなーv ジャッカルにこんなに愛されてv」
「…愛してるなんていつ言ったよ」
「違うの?」



…違わないけど。

赤くなったジャッカルの頬に、ブン太は軽くキスをした。



「…ジャッカルが甘いとか言ってくれるんだったら、俺糖尿で死んでもいいな」
「…何言ってんだよ」
「えへへ」


嬉しそうに笑うブン太を捕まえてその口唇を塞ぐと、やっぱりそれは酷く甘かった。


「…やっぱり甘いよ、お前」
「そお?」
「…糖尿で死ぬなんて許さないからな」

ジャッカルは黒い頬を赤く染めてボソッと言った。


「…うんv」


嬉しそうに自分に抱きつくブン太を見ながら、やっぱり甘いのは甘味類のせいではないかもしれないと思うジャッカルだった。




ラブすぎるジャブン小説w ひそかにとても気に入ってますw
つかまんまでしょ(何が…_| ̄|○)
はぁぁ〜ラブいっていいなぁ…しやわせバンザーイ(狂ってきた模様)
ていうか私は何にもウソ書いてないよ、ジャブンはまんまこんなんだよ(真顔)←だめだ、彼女