sometime
「いちご、3Pってなに?」

 ある日、白い虚が真剣な顔をしてそんなことを聞いてきたので―ブッと盛大に吹きそうになった。


「な、なんだよイキナリ…」
「こないだ恋次が、いつか3Pしような♪って言ってたから。」
「…」
「何それって聞いたら、いちごに聞けって」

 基本的に同体であるのだから、自分が知っていることをこの子が知らないはずはない―幾ら今はこちらの思考が読めないとはいえ、自分が知識として知っていることはこの子も知っているはずだった。
 けれど、自分は今までの人生で3Pがどうとか考えたことは一度もなかった―‥というか思いつきもしなかったから、それで知識がこの子の世界にまで及んでいないのだろう。


「…そうか、その手もあるな。」
「?」

 恋次すげぇと素直に思った。確かにせっかく(!?)3人なのだから、この発想はそれを最大限に生かしていると言える。

「なに?そんなにいいこと?」

 金色の瞳を輝かせた無邪気な笑顔にちょっと罪悪感を感じたが―どっちにしてもこの調子だとちゃんと教えるまで聞かれ続けるだろう。


「いいことっていうか…。3Pってのはつまり3人でエッチすることだよ」
「はぁ!?さんにん!?」

 大袈裟でなく布団から飛び出しかねない勢いで、白い虚は素っ頓狂な声を上げた。
 この子は絶対にこういう反応をするとわかっていたから恋次は教えなかったのだろう…。


「そーだよ。そんなに驚かなくても(笑)」
「だって…。さ、さんにんで…ど、どーやってエッチなんかすんの?」
「そりゃあ同時に入れるのはムリだけどさ…」
「あ、あったりまえだろ!!!同時になんか入るわけない!!」
「最後まで聞けよ。だからさ、例えばだけど…恋次が●●してるときに俺のを◎◎するとか…そういう感じ?」
「!!!!?????」
「興味あるんなら3PのAVを出してや……」
「ない!ないよ!!」

 虚は真っ白い頬を赤くしたり青くしたりしながら否定すると、シーツを頭までかぶった。


「そ、そんなこと俺は絶対やんないんだから!!」

 …そう言うだろうとは思ったけれど。


「たしかに俺も考えたこともなかったけどさ。せっかく3人だからな…恋次かしこいなぁ」
「せっかくって何だよ!!」

 白い虚はプリプリと怒っているが―この子をふたりがかりで愛してやるというのは悪くないとぼんやり思った。


「そんなにイヤ?」
「当たり前だろ!!だいたいいちごと恋次同時にココに来れるわけないんだから!!そんなチャンスないんだから!!」

(そんなに拒否されたらむしろやりたくなってくるなぁ…)


 この子はイヤなことはイヤと言う子だし、その上全力で嫌がってくれるので―逆に妙に燃え上がったりする。
 ベッドの上でグルグルと芋虫みたいになってしまったところをシーツごと引き寄せた。顔のところのシーツを捲ってみると頬が真っ赤で可愛らしい。


「そりゃあ今はそうだけど。でも将来的にはわからないし」
「!そ、そんなこと不可能だからね!恋次がここに来れたのだって奇跡に近いのに…」
「そうだよ、だから出来そうだろ?」
「…!…いちごもそんなに色んな人が自分の世界に入り込んで来て良く平然としてるね!!」

 こちらの闘志を削ごうと、今更とも思える発言で睨みつけてきた。


「まぁまぁ…3Pのことは、それが出来た時にゆっくり考えようぜ?」
「しないって言ってるのに!」
「まーいざとなったら考えも変わるかも…それに、おまえをソノ気にさせるのは簡単だしな」
「し、失礼だな!!」

 シーツごと抱き締めてやると虚は身をよじった。この子はとても感じやすいタイプなので―もしいつかそんなチャンスがあったなら、確実に3Pに持ち込める自信はあるが。


「でもまぁ、目の前でおまえと恋次がイチャイチャしてたら妬くだろーけど…」

 何しろこのカラダにちょっと彼の痕跡が伺えるだけでかなり煽られるのだから。―嫉妬して余計興奮するというのもあるけれど。


「そーだよ!だいたいなんでわざわざ3人でセックスなんかすんだよ!?」
「うーん…俺もやったことはないからわかんないけど…やっぱ趣向を変えたい時とか…?」
「…そんな理由?」
「世間的にどうかは知らないけど、俺はやっぱせっかく好き同士が3人いるんだし…ってことかな?」

 ―そういうおまえはなんでそんなにイヤなの?と聞いたら、虚はプイと瞳を逸らした。


「だ、だってふたりがかりで…何されんのかわかんないし…」
「そりゃあ、ふたりかかりでエッチなことを…」
「それって圧倒的に俺が不利じゃん!」
「不利っていうか…すげー興奮すると思うけど…」
「だからイヤなんだろ、バカ!!どうしてもやるっていうなら殺してやるから!」
「…そこまで言うか?」

 どうにもこの子は、感じているところを見られるのがとても恥ずかしいらしい。自分がリードする時はそこそこ楽しそうなのだが(技術の方はともかく)―やはり性格的に相手のペースで抱かれるのはイヤなのだろう。たしかに3Pとなるとそれが単純計算で倍になる。
 まぁちょっと変わったプレイですら持ちかけるとたいてい全力で拒まれるので―セックスを3人でやるなんてこの子にとっては論外なのだろう。


(…まぁ、今はその日が来るのを楽しみにしとくかな?)


 ―というセリフは胸の中だけに封印して…文句の止まらない小さな口唇を塞いだ。









***

3Pにもいろいろあるが、このシリーズ(?)は白い子総受ってことでそういう方向性でww(こんな時だけ総受以下省略)
考えてみたら本編(?)では3Pすらしてないのに未来編(?)では以下略www
まぁ本編(?)でもそれに向けてがんばる予定www
そして短い話ほど書きにくい( ´Д`)
まー更新優先の日もあるので、中身のクオリティについては流してくださいww\(^o^)/(オイ)
これもクオリティの低さでは他に例を見ないがww←
でもまー黒崎さんと白い子が愛し合ってればもう質とかもうどうでもwww(オイオイ)
2009/11/13 (Fri) 6:23




本当にクオリティが低いんじゃいィィィィィィ( #゚д゚)=○)゚Д)^^^^^^゚(…)
まぁ更新優先の日もあるのでry
そして3Pまでえらい遠いな。。。。。
っていうか小説で3Pって書くのムズカシソウ( ´Д`)
遠いとか言ってる場合じゃなくて私も研究と鍛錬をせねば…(?)
091119