その日、いつもの跡部のベッドで目が覚めた。
朝の10時くらいで、跡部はもう隣にいなくて。
全てはいつも通りで、でも何だか妙な不自然さを覚えて宍戸は立ち上がった。
(…?)
何だろう、気のせいか何だか天井が遠い気がする。
跡部の部屋の大きな姿見にぺたぺたと近づいて覗き込んでみて、宍戸は腰が抜けそうになった。
今自分が着ている何だかふわふわした妙な寝巻き(?)は明らかに女モノの下着(ベビードールとかいう名前だったか?)だ。
(…ゆうべこんな、変態プレイしたっけ?)
だいたい自分も跡部もこんな趣味は無い。
おかしいな、と思ってもう一度鏡を見る。
そう言えば見慣れていたのでスルーしてしまったが、この間自分で切り落とした髪の毛が元のように長々と、しかも高いところでふたつに分けてくるくると結んであって、長い長い真っ赤なリボンが留めてあった。
(…女装プレイ??)
髪の毛を引っ張ってみるけど、カツラではないようだ。
幾ら何でも一晩でこんなに髪の毛が伸びるなんてありえない。
―待てよ、何だか昔、これに似たマンガを読んだことがある。
あれは女装というよりは・・・・・
嫌な予感がしてわたわたと身体をまさぐる。
胸は小さすぎてイマイチどっちか定かではなかったが、あるはずのものが無かったので嫌な予感は当たったようだ。
(…お、女!!!????)
GIRL'S DAYS
改めて鏡を見るとそう言われて見れば確かに、これは自分のようで自分じゃない。
少なくともこんなに華奢じゃなかったし、こんなに色白でもなかった。
良く見れば手も足もちょっとずつ短い。
(うっわ…大変だ…!!)
跡部!と叫んだその声まで妙に甲高くてビビったりしながら、彼(今は彼女)は恋人を探してウロウロと跡部の家の中を走り回った。
「跡部!」
やっと見つけた恋人は、リビングでテニスのビデオを観ていた。
跡部は彼(今は彼女)の姿を確認すると、別段驚きもせずにその口唇を開いて、良く通る透き通った声で彼(今は彼女)の名前を呼んだ。
「…亮子」
(…え????????????)
跡部さん、今何と??
と宍戸が思っていると、跡部はいつもの眉を顰めた顔で言った。
「テメェ、そんな格好で家ん中ウロチョロしてんじゃねえよ。着替えて来い。それとも何だ?怖い夢でも見たのか?あーん?」
「跡部…そうじゃなくて、他に言うことあるんじゃ…(汗)」
ねえよ、と跡部は言って、そこら辺にあった服を投げつけた。
「わー、リョーコちゃん、久しぶりやなぁ」
聞き慣れた声に横を見ると、忍足がニコニコと自分を覗き込んでいた。
(久しぶりも何も、昨日部活で会ったような気がするんだけど…)
「何やすっかり女の子になってもうたなぁ。こないだまで男とそう変わらんかったのになぁ。これも跡部の教育の賜物かいな」
忍足はニコニコして自分の頭を撫でた。
本当に女の子にするような仕草だったので気色が悪いと思った。
「ホントだよなぁ」
(…!!???Σ(゜Д゜;))
忍足の言葉に相槌を打つ向日の目線が少しだけど自分よりも高かったので宍戸はまた腰を抜かしかけた。
(今の俺、岳人よりもチビ!!??)
そう言えば跡部も忍足もいやに目線が高い。
向日より低いということはだいたい155くらいだとして、跡部と20センチくらい違う計算になる。
(ヒー!!)
跡部は早く着替えろよ、とか言って一時停止していたビデオをまた再生した。
仕方がないので着替えることにしたけど、すぐそこで脱ごうとしたら跡部にひっぱたかれて向こうで着替えて来いと言われたので仕方なく隣の部屋に移った。
(女って不便…!!)
夢だか何だか知らないけど、何だかこの世界(?)では最初っから自分は女のようだ。
(でもとりあえず、跡部と付き合ってて本当にヨカッタ…)
とりあえず宍戸はそのことにだけ感謝した。
何だこの小さい服は、と思った洋服はむしろピッタリで、慣れた着心地からいつも着ている服のようだった。
とりあえずGパンで良かったと宍戸は思った。
「お前も一応マネージャーなんだから見とけよ。今度当たる立海大付属だ」
リビングに戻ると跡部がそう言って自分の手を引いて隣に座らせた。
彼女相手だと跡部ってこうするんだ、と宍戸は思った。
(へぇ…立海と当たるんだ)
横のカレンダーを見ると、どうやら今から全国大会のようだ。
「…青学…青学はどこと当たんの?」
気になったことを聞いてみると、何言ってんのリョーコちゃん、青学が関東大会で銀華に負けたとこ監督にビデオで見せられたやないかと忍足は笑った。
(へ、へぇ……)
「お前夢でも見てたんじゃねえの?」
跡部は呆れて言った。
(むしろ今夢を見てるみたいなんだけど…;;)
ビデオの中の立海は、いつも自分が見てたのと同じメンバーに同じテニスで、ここは大して自分の世界とは変わりないようだ。
(こっちの俺は、テニスなんかしたことも無いんだろうな…)
テニスどころか運動すらしたことなさそうな白い指を広げてみる。
か細い左手の薬指にキラリと光る指輪があった。
(…跡部に貰ったのかな)
どこを見ても傷ひとつない。あの地獄の特訓なんか夢のようだ。
隣にあった恐らく自分のものだと思われるバッグをゴソゴソと漁って見ると、沢山のヘアゴムやピンに混じって、何かこのあいだ兄の彼女に見せて貰ったような分厚いプリクラ帳に、自分(らしき人物)の顔や誰かすら判らないプリクラがベタベタ山ほど貼ってあった。
なお恐ろしいことに跡部と一緒に撮ってあるものまであった。
(…この女…いったいどう言いくるめて跡部とプリクラを…)
宍戸が自分(らしき人物)と恋人のプリクラを食い入るように見ていると、跡部は余所見すんな、と言って彼(今は彼女)を軽くこずいた。
その仕草が余りに優しかったので宍戸は驚愕した。
(…この女…跡部に優しくされてる…!!)
いつもの自分だったら、今のは良くてゲンコツだっただろう。
女ってだけで!とハンカチを噛み締めたくなる。
ビデオが終わって、お邪魔やったな、と忍足と向日は帰って行った。
「跡部、俺たちっていつから付き合ってるんだっけ?」
「…その俺ってのは何だ」
跡部は急に自分の彼女が俺女になったのが不快らしく思いっきり眉を顰めた。
宍戸はゆうべ男になる夢見ちゃって…とか苦しい言い訳をした。
跡部は納得いかないという顔で返事をした。
「…1年の終わりくらいからお前が好きだ好きだ付き合って付き合ってってうるさかったんじゃねーか。雨の日も雪の日も晴れの日もな。根負けしたんだよ」
(ふーん、馴れ初めは一緒なんだ…)
宍戸も眉を顰めていると、お前今日変だぞ、と跡部に言われた。
そうかな、と宍戸が言うと跡部は不審げな顔で彼(今は彼女)の口唇を塞いだ。
そうして耳元で、あんな格好で二度と人前に出て来るんじゃねーぞと低い声で囁いた。
(…この女…跡部に嫉妬されてる!!!)
むしろ宍戸の方が妙な嫉妬を覚えた。
跡部は軽々と宍戸を抱き上げるとリビングを出て自分の部屋のベッドに下ろした。
これだけ身長が違うのだからきっとこの女(自分だけど)は羽みたいに軽いのだろう。
いつもの自分だったら、せいぜいベッドに引きずり込まれるか引きずり込むか、良くて蹴り倒されるか突き飛ばされるか…
少なくとも身長も体重もほとんど変わらなかったから抱き上げられたことなんかあるはずがなく、宍戸はまたもや腰が抜けそうになった。
(畜生…!!羨ましいぞ…!)
跡部はそんな宍戸は無視していつもと同じようにキスすると、宍戸の服をめくり上げてその下にもキスをした。
(う、わ…)
宍戸が見てもあるのか無いのか判らないような胸に、啄ばむような優しいキスを落とす。
(跡部、貧乳でも気にしないんだな…)
意外と見上げた男だなぁ、と妙に感心しながら宍戸は彼に身を任せた。
+++
まさか女としてエッチすることになるとは思わなかった、とか思いながら宍戸は気だるい身体を起こした。
正直良すぎて良く覚えていないが、とりあえず跡部がいつもより優しかったことだけは確かだ。
(クソ…やっぱり女相手だと違うってわけか…)
宍戸はまた布団をギリギリと噛み締めたい衝動に駆られた。
「明日は学校だし、今日はもう帰らないと親が心配すんぞ」
跡部は明日の教科書を揃えながら言った。
(そっか、男と女ってそういうとこ不便だな…)
向こうでは友達の家に泊まるという口実で跡部の家に泊まり放題な宍戸は、男同士もアレだけど男と女ってのも面倒だなぁ、と思った。
「送ってやるから」
跡部は少し笑って、宍戸の服を頭に被せた。
(やっぱり跡部、この女には妙に優しい…気がする)
「どうしたんだよ、帰りたくねえのか?お前のパパが泣いてるぞ」
俺の親父は泣いたりしねえよ!と思ったけれど、今のこの華奢な娘のことだったら心配するかも知れないと思って宍戸は複雑な気持ちになった。
(女ってホント面倒くさいな…)
仕方が無いので、帰るよ、と言って服を着た。
跡部に送ってもらえるなんてそうそう無いし。
それも自家用車とかじゃなくって、このパターンで行くときっと徒歩で手を繋いで送ってくれるに違いない。
そんな機会はそれこそ金輪際無さそうだった。
予想通り、跡部は宍戸の手を引いて、慣れた自分の家に向かって歩き出した。
並んで歩くとますます跡部との身長差を感じる。
すれ違う女性や同じ学校の女子たちが、自分たちを見て羨ましそうに振り返った。
跡部は顔が綺麗なので目立つタイプだけど、いつもだったらただの友達同士としか思われないので、滅多にこういうことはない。
でも今はシッカリ手を繋いでいて、誰がどう見ても恋人同士なので思いっきり目立ってしまうようだった。
宍戸は今までに無い優越感を少しだけ感じた。
―でも、どうしてだろう。
身長差と共に跡部との距離まで離れてしまった気がする。
なんでだか判らないけど。
(…いつまでリョーコなんだろ、俺)
玄関の前でキスをして別れてから、宍戸は人知れず溜息をついた。
+++
次の日、体操服姿でテニス部の練習を見ていた宍戸はみんなの分の麦茶を作るよう頼まれて水道場へ向かっていた。
こっちでは無事関東大会を突破したようなので(青学が早々に消えてくれたおかげ?)、3年生も引退はまだまだ先のようだ。
(…ホント、いつまでリョーコなんだろ、俺)
やっぱり跡部がとても遠い人になってしまったような感じがする。
テニスしてぇなぁ、とか思うけど今はラケットを持つことも許されない。
折角関東大会を突破したところでこれじゃあ…
せめて女テニに入れば良かったものを、なんでまたマネージャーなんか…
跡部のそばにいたかったのか!?そうなのか!?
昨日帰ったら、兄にはお前あの金持ちのボンボンとまだ付き合ってンの?とか聞かれ、父親は不機嫌だし(ありえない!)、部屋はそれこそテレビで見る女子高生みたいな部屋だったし、本当ありえなかった。
(…公認なんだなぁ)
男同士だったらありえなかったから、正直少し羨ましい気はする。
女だったらもしかしたらずっと一緒にいられるかもしれないとか、考えたことがないわけじゃない。
女だったら、今この細い左手の薬指にこれがはめられてるみたいに、跡部のことだからその時はプラチナとか買ってくれて(今はめてるこれが既にプラチナだったらどうしよう…)、永遠の誓いを結べる日が来るのかとか…考えたことがないわけじゃないけど。
(…バカバカし)
女じゃテニスも出来ないのに。(正確に言えば出来ないわけじゃないけど)
自分たちはテニスで語り合って好きになったようなものなのに。
何度も対戦して何度も負けて何度も挑戦して。
そんなことを繰り返して、恋人同士になったのに。
そういうことを抜きにしてこんな関係が出来上がってるなんて、宍戸からすれば考えられなかった。
(夢オチだと思ったんだけどなぁ…向こうの方が夢だったらどーしよ…)
―バシャ!!
そんなことを考えながら水を汲んでいると、派手に頭から水をぶちまけられてぎょっとした。
「あーら、ごめんなさい」
クスクスと笑うその女生徒の顔に宍戸は見覚えがあった。
「跡部様の彼女ともあろう人が、反射神経鈍いのね」
確か学年の中でもかなり美人と評判の子だった。
(跡部のこと好きだったのか…つーかむしろこんなに性格悪かったのか…)
女だったら日々こんなのと戦わないといけないのか…女って怖い!と宍戸が思っていると、彼(今は彼女)が言い返さないことに気を良くしたらしいその女生徒は更に続けた。
「跡部様も、アンタみたいな人のどこがいいのかサッパリ判らないわ」
「顔もそんなに可愛いとは思えないし、成績がいいわけでもないし、何か秀でたとこがあるわけじゃないし、胸もないし」
(まぁ、確かに…)
俺もこの女の魅力は良く判らねぇよ…と思っていた宍戸だったが、余りにも目の前の女生徒がズラズラと悪口を並べ立てるので段々腹が立って来て、一発パシーンと平手をお見舞いしてしまった。
(…あ。しまった…)
女生徒はキッ!と宍戸を睨むと彼(今は彼女)の頬をぶち返した。
宍戸も結構腹が立っていたので、別に今は男じゃないし女殴ってもいいよな…とか思って仕舞いには取っ組み合いの喧嘩になり、結局集まって来たギャラリーに止められて保健室に連行されるハメになった。
+++
「お前らしくないな、いつもはあんなの口だけで追い返せるだろ??」
と保健室にやって来た跡部は呆れて言った。
リョーコってのはどんだけ気が強いんだよ!と宍戸は思った。
「それに昨日からやけに大人しいけど、何かあったのか?」
「…(へぇ、これで大人しいんだ…)」
まぁボロが出ないように黙っているだけだけど。
心なしか儚げに見えるくらいだぜ、と跡部は真面目に言った。
リョーコっていったい…と宍戸は思った。
「…殴りたい気分だったから」
適当に返事をした。(嘘ではない)
「…あの女、お…あたしのこと取り柄ないだの何だの言うから」
当たってんじゃん、と跡部は笑った。
こういうところはまんま跡部だと宍戸は思った。
跡部は宍戸の隣に腰を下ろすと、低い声でお前の取り柄は俺を好きなことだけだろ、と言った。
(…何か、前同じこと言われたような気がする)
そう言われてみれば、この女の魅力が判らないとか思っていたけど、うっかり自分の魅力も判らない。
胸がないのはともかく(男だし)、別に顔がいいわけじゃなく、成績がいいわけでもないし、何か秀でたとこがあるわけじゃないし(ギリギリでテニス?)、どうやらこの女(自分だけど)と自分は流石に似たもの同士のようだ。(跡部にベタ惚れなあたりが特に…)
「跡部はお…あたしのどこが好き?」
気色悪いので喋りたくないのだが、どうしても気になったので聞いてみた。
「さぁ」
跡部は笑った。
「どこがって言われてもな。お前だからじゃねーの?」
「じゃあ、もし…お…あたしが男だったらどうする?」
ハァ?と跡部はまた笑った。
「お前が男?それってどんなだよ」
(どんなも何も生まれた時から男なんだけど…;)
「あたしが男でも跡部はあたしのこと好きになった?」
お前が男だったら相当タチ悪そうだな、と跡部は笑いながら言った。
(俺っていったい…)
「…じゃあお前はどうなんだ?」
「…?」
「俺が女でも好きになったか?」
(…それは考えたこと無かったけ、ど)
「…多分」
宍戸は暫く考えて、それからコクンと頷いた。
「だろ?それと同じだ」
跡部はクスリと笑った。
こんな優しい笑顔など見たこともない(と思う)宍戸はクラクラした。
(クソッ…羨ましい…!)
また保健室の白いシーツを噛み締めたい気持ちになるのを抑えて宍戸は跡部を見た。
跡部は宍戸の顎を指でくいっと持ち上げるとその口唇を自分のそれで塞いだ。
長くて深い口付けのせいなのか知らないけれど、宍戸は何だか意識が遠くなるのを感じた。
(あ、もしかしてようやく戻れ る・・・・?)
+++
―ガバッ
勢い良く起き上がると時計は10時を差していた。
いつもの跡部のベッド。
真っ先に身体をまさぐって見ると、どうやら2日ほどお世話になったあの華奢なカラダからは脱出出来たようだ。
(よ…良かった!!)
上を見上げると、いつもの位置関係で天井が見えた。
立ち上がって鏡に駆け寄ると、いつもの自分が鏡の中に映っていた。
ちゃんと髪の毛も短いし身長も172センチな気配。
(一生リョーコのままかと思った…)
ヒャッホーとか叫びながらリビングに向かう。
予想通り跡部はしっかりそこにいて、自分を見てあからさまに嫌そうな顔をした。
「跡部!逢いたかった!!」
「…服くらい着て来いよ」
「それどころじゃなかったんだぜ〜!?」
もうこっちでは引退しているというのに、跡部は立海大付属のビデオを見ていた。
夢(?)と違って忍足たちはいなかったけれど。
「すげー変な夢(?)見てさー。何か俺が女で、しかもそれが普通なの。跡部の前で俺って言ったら怒られたし。あー気色悪かったー」
「ふーん…」
跡部は大して興味もないという感じで首を傾げて、夢(?)と同じようにお前が女ってどんなだよ、と言った。
「うーん…とりあえずビビるくらい胸が無かった。髪長くて…チビで…。他にはこれと言って特徴はないな。少なくとも俺の趣味じゃない」
「…随分具体的だな」
「だって俺2日もその女の中にいたんだっつーの!死ぬかと思った…」
「ふーん…」
「でも何か跡部はその女にベタボレみたいだったぜ」
「…」
跡部は想像も出来ないのだろう(そりゃあそうだ)、相手にしていられないといった感じでビデオに視線を戻した。
「あーあ。どうせなら跡部が女になる夢だったら良かったのに」
「…」
「跡部が女だったら激美人で激モテモテだろうな〜」
「…まずお前とは付き合ってないな」
「…そうかも(ガックリ)」
宍戸は跡部の前にペタンと腰を下ろして、ところで跡部は俺が女の方が良かった?と聞いた。
「…下らないな」
「だから、もしもの話」
「でもお前は男なんだから、そんな話は無意味だろ」
「もしもの話だってば」
跡部は溜息をついて、さぁな、と言った。
「女のお前なんて想像もつかないし。だいたいお前が女だったら、こういう関係になったかどうかすら判んねーだろ」
「…」
「俺は性別で選んでるんじゃねーよ。くだんねーこと聞くな」
(ホント、その通り…)
やっぱり跡部は跡部で、俺の好きな跡部だなぁとか頭の悪いことを考えつつ、宍戸は跡部の頬にキスをした。
跡部は不機嫌そうな顔で、それでも宍戸をそばにあったソファに突き飛ばして上からのしかかると、その口唇を塞いだ。
当たり前だけど抱き上げたりはしなかった。
(ああ、この感覚久しぶり…!(嬉))
女も結構楽しかった(?)けど、やっぱり男がいいやと宍戸は思った。
何よりも跡部と一緒にテニスが出来るし。
跡部が試合でコートに出てるのを今よりもっと離れたところから見てるだけなんてとても耐えられそうにない。
同じ太陽の下で、同じ場所にいたい。
あんな指輪で永遠の誓いを結ぶことなんかよりも、同じ場所にいたい。
す、すいません…もうフォローのしようがない_| ̄|○←アンタ前も同じこと言ってた
読んでる人がいるのかすら謎なんですが、もしいたらすいません…_| ̄|○
つーかこれで宍跡が好きとか言ってる私っていったい…_| ̄|○
でも書いてて凄く楽しかった…_| ̄|○ こんなの跡宍じゃなかったら書けなかった…ってほどでもないか(オイ)
何かこれを書いたらべっこが女の子になるのも書いてみたくなった…(オイオイ)
まぁそれはそのうちということで…(書く気かよ!)他にも色んなパターンが書けるよね…(夢だけは膨らむ)
ハッ!パラレルは書かないとか言ってなかったっけS霖さん?これもパラレルに入るのか?(ぜんぜん入るよ)
つか正直跡宍(跡)は男同士でもどっちかが女でも女同士でも何でもいいです。
あ、そうだ女同士ってのも凄くいいかもしれない…(そんな色モノに走らないで下さい)
プリキュアみたいなのw(全然違うよッ!!Σ(゜Д゜;))これも機会があれば…(パラレルにもほどが…)
つかリョーコちゃん(誰)のしてる指輪はひそかにべっことおそろという設定(非常にどうでもいい)なんですが、べっこは滅多にはめないってことで(どうでも以下略)
流石にプラチナじゃないですよw そんな中学生嫌すぎるw たぶん3000円くらいのやつ…(それでも十分高いと思うが…)
何か色々リョーコちゃん(誰)の性格設定(18でべっこと結婚するのが夢だとかべっこんちにパジャマとか大量の私物を置いてるだとか以下略)
をしてたら楽しくて、ヤバッ!これはもはやオリキャラだ!と思って思いとどまりました。(賢明な判断すぎ)
ただ男の宍戸でさえ髪を大切にしてるんだから(w)、リョーコちゃんはぜったい髪の毛をいじるのが好きなはずだと思いました。(何故作文口調…)
それでこの小説の壁紙はぜったい髪の毛関係のアクセサリーがいいと思って一生懸命探したんですが全然ないでした…_| ̄|○
何か指輪とかピアスとかペンダントとかそんなんばっかり出てきて…_| ̄|○
しかもどっちかって言うとシンプルな大人っぽいのが多かった。
私が探してるのはそんなんじゃない!もっとチャラチャラしててプラスチックとかで出来ててキラキラチャラチャラしてるやつだよ!!(チャラチャラって2回言った)
つか髪の毛関係のものは凄く少なかった…_| ̄|○(そりゃそうだろ)
真っ赤なリボンとか、キューブのついたヘアゴムとか、本当はそんなんが良かったんだ…(あんたのこだわりはどうでもいい)
ちなみにリョーコちゃん(誰)の髪の毛の描写を引き立てるためだけに宍戸の髪の毛は短いことにしてしまったw
髪の毛の短い宍戸を書いたのはこれが初めてw
マ、正直この話で書きたかったのはリョーコちゃん(だから誰)の髪の毛の描写と忍足の台詞ですw
>何やすっかり女の子になってもうたなぁ
これ。これを言わせたかっただけ。(…)あ、あと女にケンカを売られるシーンw 女ってこわry
何か私は…宍戸をいったい何だと思っているのか…(苦)
ま、後は男と女の越えられない壁っていうか…女は面倒くさいっていうか…その辺がテーマ。(そうか??)
ちなみに更にどうでもいい設定ですが、他の子はみんな宍戸(女)のことリョーコって呼んでいる設定。跡部だけは亮子ね。(どうでもいい違い)
つかリョーコちゃんは跡部のことケーゴって読んでる設定だったんだけど出しそびれました(別にいいから)
つか生理が来て恐れおののく宍戸が書きたかったんですが出しそびれました(黙れ)
ま、折角だからそれはべっこにやってもらおう…(最悪すぎ)
つか小説とはいえ「あたし」って書くのは抵抗が_| ̄|○
そいや、宍戸(女)は巨乳説が一般的?みたいですがわたしは絶対あの子は胸がないと思う(どうでもいい)
つーか単に私が貧乳フェチなのかも知れん(黙れ異端人)
つか私は普段、人間を素材に使ってる人のセンスが判らないと常々思ってたんですが、(あんまり同人サイトでは見かけないけど)
この話だけは女の子の足とかが壁紙でもいいかもと少し思ったw いややんないけどw
てかどうでもいいうえ唐突ですが、生理のことを女の子の日とか言うのは勘弁して下さい_| ̄|○(お前が勘弁して欲しいよ)
あ、そう言えば絵日記とかで言ってた少女漫画話…アレは本気で完全にパラレルなのでこの話とは関係ないです(念のため)
こっちはいちおう、これでもまだすんでのところでパラレルではないつもりw
つか、青学が銀華に負けた設定… 別に色々と根に持ってるわけではw(いや明らかに根に持ってるだろ)
つか全国でイキナリ立海と当たるわけないけど流してください(流せない)
何かもうあらゆる部分で突っ込みどころが満載ですが(水道場の一件とかw)流してください(流せない)
だいたい氷帝だったら水道の水で麦茶なんか作らないような…w でも部活といえばこれは外せない(そうか?)
戻