act07


「ただいまっー!!」

 そうして精神世界のさっきまでいた部屋に戻ってきた。
 …こういう関係になってからは、ベッドに入って数分で眠れるの●太くんのような特技がすっかり身に付いてしまっていたりする。


 白い虚はキングサイズのベッドでシーツをかぶってうとうとしていたようだが、自分の姿を認めると眠そうに目を擦った。
 元々この家でいちばん大きなベッドなわけだが―今のこの子には広すぎてこの子のカラダが余計に小さく見える。


「…ただいま。眠そうだな」
「おかえり…だっていちごが放置すんだもん。」
「ちゃんと5分で帰って来ただろ?」
「もう5分経ったの?」
「多分そのくらい。…親父の話聞いてた?」
「ん、大体は…」

 自分もベッドの虚の隣に潜り込む。腕を回して抱き締めると白い虚も細い腕を回してくれた。
 さっき全部脱がせてしまったので虚はすっかり素っ裸で、抱き締めると小さな胸の柔らかい感触がして―正直興奮した。


「親父さぁ、やっぱ知ってたみたい。俺たちのこと…」
「みたいだね…あの、いちご…」
「…なに?」
「…その、当たってるんだけど。」
「しょーがねぇだろ。だっておまえの胸が当たってるんだよ!興奮するだろ!」
「胸って…こんなの胸じゃないじゃん」
「おまえはわかんねーかもしんねーけど、ちっちゃくても柔らかくて男のときとは違うっつーか…」
「ふーん…」
「怒るなよ、俺は女でも男でもおまえに夢中なんだから♪」

 そう言ってちゅ、と胸に軽く口付けた。真っ白な肌にさっき少しだけ触った痕跡がしっかり残っている。

「―ッ、いちご…」

 不安そうな目の淵にもキスを落とした。


「とりあえず、ゆっくりやってみるから」
「うん…でもさぁ、いちごがいない間考えたんだけど…できるの?こんなコドモみたいなカラダで…」

 さすがにそういうことはわかるようで、虚は己のカラダを他人のもののようにじろじろと見た。


「まぁちょっと子供っぽいけど…犯罪だとかセックス不可能ってくらいにすっげー幼いってわけじゃねぇよ。15歳くらい?かな?たぶん…」
「…良くわかるねそんなこと」
「そりゃあ本物のガキじゃないことくらいはわかるよ。…いやギリギリ14歳くらいでもおかしくないけど…うーん…」
「…」
「ともかく、たぶんムチャしなければ大丈夫だと思う。…まぁ、大丈夫じゃなかったらなんとかガマンするよ」
「えぇ…いまさら俺のせいでガマンとかさせるの?」
「心配すんなよ、俺は十分幸せなんだから」
「幸せもなにもまだなにもしてないよ?」
「そうだけど。おまえと結ばれてこどもができて幸せだな〜って」
「…うん、それは俺だってしあわせだけど…」

 金色の瞳をちょっと伏せて言った虚の口唇を思いっきり塞いで―ばさりとシーツを剥いだ。



*

「ぁっ…んッ―」

 やはり胸はかなり感じるようで、念入りに愛撫してやると甘い声が止まらなくなった。
 まだまったく触ってはいないけれど、その付近に指をやってみると透明な液体がとろとろと垂れてきている。


「あのさ…こっちどうする…?」

 後ろの方の蕾を少し撫でて聞いてやると虚はかぁっと頬を染めた。
 昨日まで使っていたのはここなので…当然本来の場所と同様にかなり反応してしまっていることは判っている。


「いち、ごの…好きにすれば…」
「そう?まぁ普通はこっちは使わないから、とりあえず置いとくな?だから触って欲しかったら言って?言ってくんなきゃわかんないから、な?」
「…わかっ、た…よ!!もう!!恥ずかしいことばっか言わせようとして…」
「そーじゃないって。俺はいつもおまえの望むとおりにしてやるだけだからv」


 とろとろになった蜜を絡ませてそこを上下に撫でてやる。

「気持ちいい?」
「なんか…いつもと違う…けど…そこが熱くて…よくわかんない…」
「イきそう?…とかわかる?」
「ん…女の子がイくってど、んなかんじ…なの?」
「俺も女になったことはねーからわかんねーけど…ココがイくんだよ」

 濡れた人差し指の先をほんの少しだけ入口に埋める。

「ッ―」
「痛い?」
「痛、くはない、けど…ぁッ―」
「もうちょっとだけ、入れてみるな?」

 そのまま―つぷ、と指を割れ目に埋めていくと純潔の印が指先に触れた。―そうか、処女だから…と気付いて急に頭に血が上った。


「ど、どう?気持ちよくなってきた?」
「んっ…もっとちゃんと入れて…くんないとわかんない…よ」
「だって、これ以上入れたら破っちゃうから…。深く入れるのはあとでな?とりあえずもうちょっと慣らしてやるから」
「やぶ…る…?」

 聞きなれない単語に虚は不安そうな声を出した。

「女の子のカラダだから…なんていうか…そういうのがあるんだよ」
「…???」
「つまりその…俺が初めてだっていう証拠っていうか…」

 自分で言っていて恥ずかしくなってきた。


「これ以上は終わってからちゃんと説明してやるよ。こんなこと言ってたらガマンきかなくなりそう…」
「?」

 とりあえず指を浅く埋めた入口を円を描くようにゆっくりかき回してやると、十分に濡れてしまっているそこは当然ながらぐちゅぐちゅといやらしい音を立てた。

「もっ…やめ…恥ずかしいよ…」
「俺しか聞いてないんだからいいだろ?ほら、すげぇ濡れてるから…」
「言わなくていいから!!…ひゃぁ!」

 空いていた親指で入口の上の芽を撫でてやると虚は大袈裟なくらい反応した。

「ここも良くない?」
「もっ…そんないっぺんにいっぱい触んないで…。女の子のカラダってなんでこんなに感じるところがいっぱいあるの?」

 開いた脚をガクガク震わせながら虚は泣きそうな声で聞いた。


「女の子っていうか、おまえが感じやすいんだよ。男の時でもずっとそうだよ」
「そ、んなことない…」
「そんなことなくねーよ。おまえは超敏感だよ」
「ぁっん…とりあえずあんまり触んないで…」
「そろそろイきそうだな…自分でわかる?」
「あ、ちょ、待―‥!」

 びくびくと指を締め付けて―そこは軽く絶頂を迎えてしまう。白濁した愛液が一護の指を伝ってポタポタとシーツに落ちた。






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